今朝の読売新聞をみたら、一面広告まで出てました。
POWER FOR LIVING(日本語版?)
http://powerforliving.jp/
POWER FOR LIVING
http://www.powerforliving.com/
「アーサー・S・デモス財団」の名前が出てくるのだが、よく解らん。
"POWER FOR LIVING"以外のこの財団自体のウェブサイトが直接存在しないというのも不思議だ。検索してもブログ以外出てこない。
新興宗教くさいものには拒否反応を示す人間なんで、これ、宗教くさいなぁ…なんて思って調べてみると、カルト・新興宗教関係情報サイト Apologetics Index によればクリスチャンの組織の模様。
Arthur D. DeMoss Foundation(Apologetics Index)
http://www.apologeticsindex.org/a81.html
Arthur S. DeMoss Foundation(SourceWatch)
http://www.sourcewatch.org/index.php?title=Arthur_S._DeMoss_Foundation
個人情報は、この本を送付する目的以外には一切使用いたしません。さらに、同意なく業務委託先以外の第三者に開示・提供することはありません。尚、お申し込み頂いた方にこちらから連絡することはありません。また、この広告は、勧誘や物品販売を目的としたものではありません。
(新聞広告より)
とは言っているけど、そもそも、日本の個人情報保護法は宗教団体は適用除外だからな…。
個人情報の保護に関する法律 第五十条 個人情報取扱事業者のうち次の各号に掲げる者については、その個人情報を取り扱う目的の全部又は一部がそれぞれ当該各号に規定する目的であるときは、前章の規定は、適用しない。
四 宗教団体 宗教活動(これに付随する活動を含む。)の用に供する目的
先のウェブサイトの「お申し込みフォーム」に入ろうとしたら、エラー表示…。
このウェブサイトのセキュリティが気になります。
外部から個人情報が抜かれてたりしなければ良いのですが。
ウェブサイトのIPアドレスを調べたら、この企業にたどり着きました。
株式会社IVP
http://www.ivp.co.jp/
ネット通販向けのASPサービスを提供している会社のようですが…ここが作ったのだろうか。気になります。
ちなみに、powerforliving.jp のドメインを取得しているのは、株式会社マッキャンエリクソンという外資系の広告代理店の模様。アーサー・S・デモス財団には日本支部とかないのかも。
JP WHOISの結果より。
Domain Information: [ドメイン情報]
[Domain Name] POWERFORLIVING.JP
[登録者名] 株式会社マッキャンエリクソン
[Registrant] McCann Erickson Japan
(以下略)
全然関係ないですが、この広告代理店の紹介が意味不明です。
1960年設立以来、インテグレーテッド・コミュニケーションズを積極的に進め、国内外のクライアントのブランド構築をお手伝いしてきました。最近では、「消費者の深いインサイトにより新たなディマンドを掘り起こすという発想のもと、「Demand Creation ディマンドクリエイション」という、より進化した形で…(以下略)
外資系広告代理店って、こんなルー大柴のような文章を好むのでしょうか。
日本の有名な広告代理店とも比較してみましょう。
電通の場合…
http://www.dentsu.co.jp/business/index.html
米国に次ぐ世界第2位の広告市場である日本で長年にわたりナンバーワンのシェアを持つ電通グループは、グローバルグループランキングにおいて世界第5位、電通は単独のエージェンシー・ブランド・ランキングとして世界第1位となっています。
クライアント数は国内主要企業や主要外資系企業合わせて6,000社以上、そのポートフォリオは多様で、これらのクライアントと長期にわたる取引関係を維持しています。
皆様の「価値創造パートナー」として、クライアント、メディア・コンテンツ、生活者の三者のニーズとシーズを最適につなぐマッチング機能を果たすべく、広告コミュニケーションを事業の中心に位置づけています。
(電通)
博報堂の場合…
http://www.hakuhodo.co.jp/torikumi/index.html
博報堂は、クライアントのマーケティングからマネジメントに至る全ての領域で課題発見から課題解決までのナレッジを提供し、実行します。クライアントの直接の窓口となる営業は、マーケットデザイン=MD機能と、メディア&コンテンツ=M&C機能を統合し、クライアントの課題解決に向けての立案と推進を行います。さらに、R&D機能はこれらの活動を下支えしていきます。
また、グローバルクライアントへの対応には、海外事業ユニットのサポートや海外拠点の活用によって、世界規模で対応しうるソリューション力・ノウハウを発揮する体制が整っています。
(博報堂)
一般人からすれば意味不明な横文字を使いたがるという点ではあまり変わらないようです。広告業界のお約束なんですかね。
(追記)
某掲示板群に関連スレッド
アーサーS.デモス財団 「Power For Living」CM(2ちゃんねる心と宗教板)
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/psy/1168163465/
Power For Living(2ちゃんねるCM板)
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/cm/1168071421/
(追記2)
上記スレッドでの反応はやっぱり「気味が悪い」「怪しい」ってのが多いようですね…。
CM板の方より。
88 名前:提供:名無しさん[sage] 投稿日:2007/01/07(日) 17:45:07 O
【まとめ】
・公式サイト(PC、携帯共通)http://www.powerforliving.jp/
・公式サイトから申し込むと一世帯に一冊、無料で本がもらえる
・著作権はアーサーS.デモス財団
・最近テレビCMや新聞広告で頻繁に宣伝している
・広告塔はヒルマン監督、久保田早紀、m-floバーバラ、ジャネット・リン
・アメリカの福音教会系キリスト教団体で、半カルト認定を受けている?
・新聞折込の住所は、バーチャルオフィスの貸部屋?
添付したはがきの送り先(東京都港区南青山2-2-6-1101)はテレホン秘書センターというバーチャルオフィスを提供している会社の所在地…。
テレホン秘書センター
http://www.telese.co.jp/company/outline.html
広告代理店がドメインを取得し、ハガキの送り先はバーチャルオフィス。
これでは疑問に思うのは無理もないような。
(追記3)
iza!がこの件を取り上げている。
10億円CM攻勢かける謎の米「デモス財団」(iza!)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/34360/
財団の住所とされる東京都港区南青山のビルの一室を訪ねても、呼び鈴に応答はない。ビルの関係者は「複数の団体の連絡場所として使われている部屋。誰もいないことが多い」と話す。
本の発送を頼むホームページに財団の連絡先はない。同様にコールセンターでもオペレーターは財団や本の「情報を持ち合わせていない」うえ、センターの所在地も「お答えできない」。マスコミ向けの電話窓口でも広告会社社員が「資料をお送りします」と応対するのみで、財団とじかの接触はかなわなかった。
日本においても秘密主義の方針は貫かれているのですな…
謎に包まれたCMへの対応は、民放テレビのキー局でも二分している。「本の宣伝だと聞いている。うちの規定には抵触しない」とするテレビ朝日、「NPO法人の活動報告をまとめた本と聞いている。仮に宗教関係でも初詣CMなど勧誘の色彩がないものはOK」のテレビ東京、そして日本テレビがCMを放送。一方で「総合的に判断」したフジ、「内規等に基づいた考査判断」をしたTBSは見合わせている。(iza!)
TBSはオウム真理教のことがあっただけに、宗教っぽいものに対しては安全策をとったのでしょうかね…。
(追記4)
1月14日付 読売新聞日曜版にて今度は久米小百合(久保田早紀)さんバージョンが掲載されていました…
(追記5)
1月21日付 読売新聞本紙にも再び久米小百合(久保田早紀)さんバージョンが掲載。面倒なので載せないけど。

